本製品は生産完了となっております。 ![]()
スピーカー・ユニットの主流を占めるダイナミック・スピーカーはコーン型やドーム型が代表です。その他にリボン型やその変形が数多くあります。本機に採用された「リニアム・ドライヴァー」は単なるそれらの変形に留まらないまったく新型のダイナミック・スピーカーです。
「リニアム・ドライヴァー」第一の特徴は真の線音源です。2枚の張り合わされた振動膜の接合部が音源となり、実質的に面積を有しない線音源として動作します。この線音源から放射される音波は理想的な広がり方を示し、音場の再現性は他方式を圧倒します。
「リニアム・ドライヴァー」第二の特徴は分割振動がないことです。「リニアム・ドライヴァー」は20ミクロンという極薄の振動膜を採用し、従来歪み発生の最も大きな原因となっていた分割振動が基本的に発生しない画期的なスピーカーです。この「リニアム・ドライヴァー」は物理的な構造に制限されずに、人間の可聴領域を越える2万ヘルツ以上の高音域まで再生することができます。また、空気とのカップリングが良く超高音域までスムーズなピストンモーションを行います。さらに、従来のスピーカーが高周波になるにつれて歪みが増大するのに比べ、歪みが減少していきます。これがかつて経験したことのないしなやかで透明なリニアム・サウンドを生んだのです。
世界特許の「リニアム・ドライヴァー」をトゥイーターに採用した「Linaeum-A-1」は、このために特別に設計された軽量なポリプロピレン製5インチ・ウーファーと音響的に配慮されたアルミ・ダイキャスト・キャビネット、トゥイーター、ウーファーともに位相特性に優れたファースト・オーダーのネットワークの採用などにより小型2WAYスピーカーシステムとして卓越した性能を発揮します。
次世代スピーカー「リニアム」
●特徴
- 分割振動がなく周波数特性が平坦
- 再生帯域が広く高調波歪みの発生が少ない
- 位相特性が平坦で過渡特性が良い
- 微少入力から大入力までのリニアリティーが良い
- ステレオ再生に有利な線音源が得られる
- インピーダンス特性が素直でアンプの負担が軽い
- 指向特性が極めて広くシャープな音像定位が得られる
- 変換効率が高く、コンパクト
- 構造が簡単で扱いやすく長寿命
- 有効面積が広いため混変調歪みが少ない
●動作原理
リニアム・ドライヴァーで空気を振動させているのは直径50ミリ、長さ50ミリの円筒形に丸められた軽量でフレキシブルな内部損失の大きい振動膜です。この振動膜は米デュポン社製特注品の20ミクロンという極薄で、裁断によらずこの幅と薄さで引き抜かれた極めて精密なものです。この2枚の振動膜が中央部で張り合わされており、そこにボイスコイルに該当するボイスループがあります。振動膜の反対側は固定されています。ボイスループは強力なマグネットによる磁気回路の600ミクロンのギャップに挟まれています。このボイスループは最新の耐熱素材に写真製版にて精密加工されています。
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このボイスループに信号が流れるとボイスループは前後に振動します。磁気回路は前後に2組ありボイスループはプッシュプル動作をします。この円筒形の振動膜の振幅はボイスループ部が最も大きく、反対側は動きません。従来のコーン型やドーム型スピーカーのピストン・モーション域は意外に狭く、高音域は分割振動によって得られています。このため、少しでも分割振動を抑えるため、コーン型やドーム型スピーカーでは剛性の高い振動板を必要とします。しかし、剛性を高めると質量が重くなり、ピストン・モーション領域は狭くなると言う問題が生じるのです。リニアム・ドライヴァーは基本的に振動膜に剛性を必要とせず、分割振動も起きません。軽い振動膜が超高音域までスムーズに振動し、極めて低歪みの再生が出来るのです。
リニアム・ドライヴァーは原理的に発音源が面積を持たない理想的な線状となる初めてのスピーカーです。そのため水平指向性は無指向性に近く、ステレオ再生に極めて有利です。これが、広大な音場を再現する秘密です。
- (規格)
- 周波数特性:85〜25,000 Hz、定格入力/最大入力:50 W (RMS)/100 W、インピーダンス:8 ohm、
- スピーカー・ユニット:12.7 cm ハイコンプライアンス・ウーファー、5 × 10 cm リニアム・ダイポール・トゥイーター、エンクロージャー:アルミニウム・ダイキャスト・キャビネット、寸法/重量:26.8(H) × 16(W) × 16.5(D)cm/3.4 Kg
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