スペクトラルの哲学。
真剣に音を聞くということ
先端を行くリーダー役としてアメリカのハイエンド・オーディオ業界は、めったに見ることができない種族です。一般向けに最低限のセグメントしかしていない商業主義の世界の中で、芸術家的な手腕や完璧主義、偶像破壊的価値判断に頑固にこだわっている存在なのです。この小さなコミュニティーの中に、ハイエンドの方向と足並みの決定権力を握る、さらに小さなグループがあります。もちろん、スペクトラルは常に、これら少数のパイオニアの一員に数えられてきました。録音された音楽を、家庭でいかにリアルに再生するか。1977年の創立以来、私達はこのテーマに新たな次元を切り開くことに熱中してきました。すでに何年も、スペクトラルの技術とツールは鋭い切れ味を見せています。しかし、私達の目指すところは、ちっとも変わっていないのです。
技術の進歩に一心不乱になることは、かなりの努力を必要とします。しかし、贅沢なことでもあります。価格や、市場の個々の要求や、毎年のトレンドに比較的無関心でいられるという贅沢です。スペクトラルは、しっかりと作られた装置の際立つ性能と品質だけが強い印象を与えることができる本物の聞き上手、真剣なリスナーのために設計し、製造しているのです。スペクトラルの製品は、まさに明快に自分自身を語っています。
音楽の再生に、さらにリアリズムを求めることは、音楽技術そのものに似ています。つまり、そこには知性と官能が混じり合っているのです。スペクトラルの製品を選ぶ皆さんと同じく、私達自身も音楽の演奏と伝統に、つねに刺激を受けています。この音楽という財産を保持しつつ進歩させることこそ、私達のプロとしての誇りと満足の源なのです。
多領域型チームワーク家庭用音楽システムの開発は、革新をつきつめていけば、結局は哲学的な探求になります。まだほとんど分かっていない人間の聴覚の問題が関わってきますし、電子回路や電子システムの動作についての議論や、デジタル技術とアナログ技術の相互作用も関わってきます。ライブ演奏を捉え、活気づけるという問題については、エジソンの時代からずっと論争が続いているのです。
スペクトラルは、オーディオ再生を真に進歩させるには、キーとなるハイテク領域をマスターすることが必要だと信じてきました。ひとつにポイントを絞った見方は、適切ではありません。私達の設計チームのメンバーは、マイクロウェーブ、計測機器、コミュニケーション、プロ用および家庭用オーディオ機器設計、レコーディング・エンジニアリング、実験心理学などのプロとしての、また学問的なバックグラウンドを持っています。そして最も重要なことは、みんなが熱心な音楽マニアであり、幅広い領域の趣味と経験をカバーしていることです。
スペクトラルでは、どの新製品の設計も未知なるものへの取り組みなのです。限られた少数のプロジェクトに焦点を当てながらも、まったく反対のところから、驚くほどの結果につながるアイデアが生まれてくることがあります。例えばデジタルの設計で、実際に聞こえてしまう電源の歪みを小さくする新しい方法の研究が、スペクトラルの新世代パワーアンプに思いがけない配当をもたらしてくれたことがありました。
スペクトラルの設計者は、この業界でも最先端のツールを手にしています。私達の計測技術とシステムの多くは、当社の研究のために独自に開発されたものですが、それ自身が革新そのものなのです。当社のリスニングルームは、極度なニュウートラリティと明瞭度にチューニングすることもできます。ここで、開発中の装置はさまざまな高性能スピーカーシステムでテストを受けるのです。このように、理想的なリファレンス・リスニング環境に直截的にアクセスすることは、私達の研究方法にとって根本的なことなのです。
スペクトラルの設計チームは、最終的には美的な問題を判断するのに、純粋に科学的なアプローチの限界を知っています。私達は、芸術レベルの理論から生まれた最先端の回路トポロジー、部品、素材で実験し、多くの場所で使ってみます。しかし、結果のモニターはつねに耳でやります。そして技術理論あるいはテストベンチでの計測と、実際に耳が聞くものとの間で差が出た時には、耳が決定権を持っています。昔の素晴らしい楽器製作者と同じように、科学がまだ並ぶことができない感覚の英知というものを、私達は信じているのです。
レコーディングをリファレンスとしてオーディオ機器の初期には、オーディオ・チェーンの最初から最後まで、つまりレコーディングから再生まで、同じ会社や人間が作っていました。これは、時としてお客様に対して問題を起こしたものの(ある会社のレコーディングを別の会社の装置で再生しても、満足できないとか)、利点もまた大きかったのです。発明者でもある技術者は、再生音をオリジナルの演奏と比べるためのデータを、いつでも手元に持っことができました。
スペクトラルの存在は、オーディオ装置にて演奏を判断するためより客観的な基準を追求するところに、その意義があります。当社の創立者たちは、ハイエンド時代の初期に、オーディオ評論家や技術者として活躍していました。スペクトラルの最初の製品となる、全く革新的な"MS-ONE"プリアンプは、ただの好奇心から生まれたものです。シリコンバレーにおけるソリッドステートの技術革命に深く関わっていた私達は、究極的な芸術レベルの計測と部品が、音楽再生というテーマのために何ができるかを発見しようと努めていました。目標は、商業的製品の性能をチェックするために、妥協のないリファレンス装置を創造することでした。その成果はリスナー達にとって大変驚くべきもので、すぐに熱烈な音楽愛好家の先陣に立つ人々が、自分だけの"MS-ONE"が欲しいと叫びだしたほどでした。この要求が、スペクトラルの会社組織化につながりました。"MS-ONE"の研究からハイエンドのクラシック、"DMC-10"が生まれ、その後10年にわたってプリアンプの基準となったのです。永年にわたってスペクトラルは、サンフランシスコのリファレンス・レコーディング(RR)社に親密に関わってきました。事実、RR社の世界的なレコーディング・エンジニアであるキース・O・ジョンソン博士はスペクトラルの技術部長でもあります。スペクトラルが供給する特注エレクトロニクス製品は、リファレンス社のレコーディング・システムのバックボーンになっています。超リニアーで高レゾリューションの特性が、“超高品質”の追求に必要不可欠なのです。それは、ディメンション、インタープレイ、ヴォイシング、ロケーションの質を捉え、これからの世代のために保存するもので、オリジナルの演奏の時と同じ音のフィールドにリスナーを浸し、アーティストのインスピレーションを再現するのです。
RRのマスター・テープは、私達にとって「リアリティーのチェック」であり続けました。スペクトラルの設計チームは、RR社の録音によく立会いました。これらのマスター・テープは、私達の設計の進化を最も厳格な基準でテストしてくれたのです。いわばハイゼンバーグの不確実性原理の美学版は、音楽のリスニングにおける完璧な客観性を不可能にしました。しかし、慎重に制御された繰り返し聞くことができる条件下での、非の打ちどころがない基準というものは可能なのです。最も正確な基準を使うことは侵すことができないスペクトラルの原則です。
連続性と将来へのビジョン本当にインテグレートされた製品は、ある種の一貫したスタイルを示します。スペクトラルの新製品開発プロジェクトは、どれも何の制限も設けていないのに、生まれてくる結果は、スペクトラル・ファミリーのよく知られた共通性を示します。スペクトラル製品は、ある際立つ時期における芸術家の創造に似ています。過去と未来につながりながら、いつも特別なこだわりの極印を押されているのです。これが、知識と経験の積み重ねに導かれる、ビジョンのある仕事の印なのです。
スペクトラルの回路は、「常にディスクリートで、フル・コンプリメンタリー、DCカップルド、ウルトラ・ハイスピード、選ばれたFETとバイポーラを実現可能な最もリニアーなアプリケーションで使っている」ことで特徴づけられてきました。
超広帯域設計というこのスタイルはさらに、スペクトラルがパイオニアとして登場した時と同様、オーディオ回路における芸術レベルの特徴にもなっています。それは厳しく、回路部品とトポロジーの音響効果をしっかりと、また細部にわたって理解していることを求めるのです。ちょうど同じようなことが、真空管アンプの設計にもいえます。基本原理は1920年代には十分に理解されていましたが、1950年代に偉大な、古典ともなった真空管アンプ設計が登場するまで、30年が掛かったわけです。同じように、高速、高リゾリューションのソリッドステート設計をきちんとできるようになるには、時間と経験が掛かります。だからこそ、私達はスペクトラル自身の軌跡だけでなく、私達の設計チームのオーディオ以外のハイテク分野におけるバックグラウンドを強調するのです。マイクロウェーブや計測装置などの専門分野においてこそ、回路設計の法則が最初に実現されたのですから。
スペクトラルの製品資料は、回路パスのディテールやトランス、電源、アース、プリント基板、内部のケーブル配線、保護回路など、多くの重要な事柄について常に触れています。スペクトラルのどの新製品も、これらの領域での重要な進歩や大躍進を体現したものだというのは、決して誇張ではありません。
システム・アプローチスペクトラルの設計哲学で最も尊い原則は、私達の関心の中心は音楽再生システムをインテグレートすることにあるということです。それぞれのオーディオ・コンポーネントは、見事に設計・製造されているとはいえ、鎖の一つの環にすぎません。この鎖の中で、前後のコンポーネントといかに相互的に作用するかが、最終的なリスニングにとって最も重要なのです。スペクトラルは、コンポーネント・システム全体の最適化を実現するために、ハイエンド・ケーブルの会社と協力した最初のコンポーネント・メーカーです。"MIT"と組んだ私達の、位相補償型インターコネクトとスピーカー・ケーブルの開発における画期的な成果は、オーディオ分野では最初のものでした。同様に、これまでの考えをくつがえすような完全インテグレート・システムへの関心は、革新的なハイエンド・デジタル・フロントエンド設計の最前線にスペクトラルが急速に向かっていく動機になりました。そういうわけで、スペクトラルの新製品、"DMC-20"や"DMA-180"は、一緒に作動するのに最適なように、また、お客様が選ぶ変換器から最高の性能を引き出すように設計されているのです。
スペクトラル流の製造スペクトラルの製品には、比類ないレベルの手工芸家の腕前とハイテクノロジーが混ざり合っています。多大の注意が払われる製造は、それらの製品の源である技術的ヴィジョンのトータルな結果なのです。スペクトラル流の広域バンド幅、超フラット回路設計は、最高級の材料と部品、極度に密な許容範囲、完璧なレベルのハンダ、配線、溶接、仕上げその他の作業を求めます。これは、製造工程、組み立て工程ともにです。どの社でも、設計技術者は自分の想像力の限界と物理法則だけでなく、実際にどのように製造するかということに束縛されています。スペクトラルの設計チームは、これよりもずっと束縛されない自由を満喫しています。米軍とNASAの認定を受けた私達の製造技術者は、シリコンバレーの業界で永年にわたって経験を蓄積しており、今日のオーディオ分野で最も熱心に仕事に打ち込み、優れた腕を持つ技術者なのです。限られた数の製造を時間を掛けておこなう彼らは、スペクトラルの革新的な製品設計による複雑なチャレンジを、歓迎しているのです。
購買する部品も、内製品と同じ厳しい基準に合致していなければなりません。スペクトラルは、世界中に第一級の品質のサプライヤーを求め、私達の設計とスペックに従って、つねに部品をカスタムメイドさせています。スペクトラルは慎重に部品をふるい分け、し、最上の上澄みだけをすくい上げて、私達の製品に使うのです。次いで検査、製造品質コントロール、最後に耐久テストが情け容赦ない基準に従って厳格におこなわれます。工場から出荷されるスペクトラル製品はどれも、まず社長であり創立者の個人的なリスニング・テストをパスしなければなりません。そのゴールは−−スペクトラルの名が付いた製品はすべて、かつて私達が製造したベストの製品と同じ性能を発揮することです。
こう質問する方がいるかもしれません。そこまで熱狂的に品質にこだわるのは、本当に努力に値することなのかと。スペクトラルはこれまで、「博物館級の品質」の製品を作っていると称されてきました。私達の考えは、録音および再生システムこそ、音楽遺産の博物館だということです。誰にとっても、この博物館の展示品に自分の家で触れることができるのは、嬉しいことでしょう。そして、可能な限り最高のレベルで、この展示品を再生する役割を果たすことは、スペクトラルの特権なのです。
良き仲間たちとともにアメリカのハイエンド・オーディオの世界は、頑固な個人主義者の家族の延長のようです。自分たちの道順を示しながらも、同じ夢で釘付けになっています。そして、しぶしぶ認める以上に、お互いの借金に係わっているのです。スペクトラルがこの家族のメンバーになって満20年になろうとしていますが、私達はその機会があったことを非常に感謝しています。
ハイエンド・オーディオの伝統を生かしておくことに十分な注意を払っている、耳の肥えた販売店員こそ、この集団の最も重要なメンバーです。彼らは最高の音楽再生の喜びを、新しいリスナーに紹介しています。彼らはオーディオ芸術における重要な革新について、大衆を教育しています。そして、市場の圧力が品質と性能を脅かす時は、がんばって規格のレベルを守ります。私達は、いつも彼らの努力に感謝しています。
スペクトラルが、個々の製品以上に重要だと考え、最も誇りにしている業績は、独立を守ってきたことです。この事実に対するキーの一つは、成長性をコントロールしてきたことです。大きすぎず、小さすぎず、敏感に反応できるサイズを固守してきました。新しい刺激は、優良な、独立心のある他社との提携からしばしば得ることができました。リファレンス・レコーディングスや"MIT"といった会社です。もう一つのキーは、心変わりすることのない世界の顧客たちです。その多くが、始めから私達をサポートしてくれているのです。
本質的に新しいことに敢えてトライすること、長く困難な開発プロジェクトに打ち込むこと、私達が尊敬し、理解している「セグメントされた市場」、つまり最高を求める音楽愛好家の役に立つことにこだわる頑固さ、これらすべてが独立を保つことを可能にしているのです。
最後に新たにスペクトラル製品を購入したお客様から品質保証の登録カードが送られてきますが、なぜスペクトラルのコンポーネントをお選びになりましたかという質問に対する答えは、驚くほど簡潔です。それは「サウンド」。私達のディーラーの話では、これはきわめて珍しいパターンだそうです。他の高級オーディオ・コンポーネントを買った人々は、次のように答えるそうです。「ブランドの名声」「使いやすいから」「批評を読んで」など。
この事実は、私達がいつも信じてきたことを証明しています。スペクトラル製品のオーナーは、特別な人々です。彼らは自分の耳を信じています。ユニークな透明性、際立つ明瞭性に耳を傾けます。スペクトラルの特徴がどこにあるかを示す広がりと自然さ−−つまりサウンドに・・・・。
スペクトラルの軌跡
"MS-ONE" プリアンプ
スペクトラルの設計哲学のデビューとなった製品。"MS-ONE"は最初、研究所での批評のための基準用として、新しい装置や回路トポロジーを調査するための計測用プリアンプとして開発されたものです。このプリを聴いた人々からの熱狂的な要求により、1977年に生産が始まりました。
- DC-to-MHZの信号エンベロップ(envelope)をフィーチャーした、初の高速プリアンプです。
- 利得ステージを付加することなく、低レベル可動コイル・フォノン入力を直接に受け入れる、初のプリアンプです。このためには、かつてないレベルまでノイズを低減し、利得を増大するように部品の性能を押し進めることが求められました。
- 初のソリッドステート・デュアルモノラル・プリアンプです。
- 初の超密許容範囲RIAAエコライゼーション部品。スペクトラルの仕様によってカスタムメイドされた、これらのコンデンサーや抵抗は、それまでに使われたどんなものよりも、10から100 倍も精密でした。
"DMC-10" プリアンプ1980年、スペクトラルは"MS-ONE"の基本設計コンセプトを再び取り上げ、合理化しました。それが、ストレートラインで超リニアーの"DMC-10"です。この製品は、ただちにクラシックになりました。
- スペクトラルのユニークな「システムボード」構造をフィーチャーした、初の製品です。このアプローチは、計測装置レベルの品質が求められる設計にだけ見られるものです。システムボード構造は、接続ジャックを含むプリアンプの能動部分を一体化し、シャーシや制御を含む受動部分と連結します。性能およびメンテナンスの面での利点は、多大なものです。
- パワーMOS-FETを使った初のプリアンプです。パワーMOS-FETは、他のソリッドステート部品のように耳障りな歪みがない真空管の性能の特徴にきわめて近いのです。シリコンバレーをリードする各社と緊密なつながりを持っているので、スペクトラルはつねに、芸術レベルの技術をオーディオに使用するイニシァティブを取ることができるのです。
"DMA-100"パワーアンプ1982年に登場した"DMA-100"は、スペクトラルの性能エンベロップの基準に合致する、初のパワーアンプです。
- "DMA-100"は、初のオーディオ用直結高速DC-to-MHZ アンプであり、また初の研究所用高速中帯域(低無線周波数まで)アンプです。
- 初の完全FET技術パワーアンプで、J−FETとパワーMOS-FETを使っています。"DMA-100"は実際に100ワットのアンプで、どんな負荷にもチャンネルごとに100ワットを供給することができます。
- 信号パスにコンデンサーをまったく使っていない、初のソリッドステート・アンプです。
"MCR"フォノ・カートリッジ先端技術のユニークな素材と厳密な手工芸の技の組み合わせからMCRが生まれたのは1987年。マスターテープを正確に反映できるように、初めてMCコイル設計をフィーチャーしました。
- 最高級金属を使用した、低インピーダンス・モーター。
- オーディオで最小のラインコンタクト・レコード針
- セラミックで補強されたカンチレバーが厳密に作動し、ほとんど完璧な位相リスポンスを生みだします。
"MIT"ケーブル1985年、スペクトラルとミュージック・インターフェース・テクノロジー(MIT) は、"MI-500"インターコネクトと"MH-750"スピーカー・ケーブルを共同開発しました。これで、スペクトラルのコンポーネントの性能エンベロップが完全になりました。
- 受動部品と能動部品が完全にインテグレートされた、オーディオにおける初の超リニアー・システムです。微小な時間と位相の歪みを初めて観測可能にした計測技術の開発を"MIT"と一緒に手掛けることで、スペクトラルは時間と位相の領域で真に精密な理想的システムを創造することができました。このタイプのシステムはマイクロウェーブの領域では一般的でしたが、スペクトラル−"MIT"のジョイントベンチャーは、それをハイエンド・オーディオのコンセプトにまで導入したのです。
"SDR-1000"CDプレイバックシステム1987年1月、スペクトラルは初のデジタル製品を出荷しました。"SDR-1000"CDプレイバックシステムです。デジタル・オーディオの諸問題を、4年間にわたって集中的に研究した結果でした。この"SDR-1000"は、キース・O・ジョンソン博士の永年にわたるレコード技術設計の研究から生まれたものです。また、デジタル録音の工程で必然的に生じるエラーを、再生側で矯正するという方法で、CDサウンドの問題に直接的に取り組んだ最初の製品です。
- アメリカ製ハイエンドCDプレーヤーのための、初の完全な設計。
- CD録音工程につきもののエラーを直す、初の変化訂正フィルター・プログラム(conjugate correction filter programs)。"SDR-1000"の三つのフィルター・スイッチを選択して、ユーザーはコード化された位相エラーを訂正することができます。このユニークなフレキシビリティーによって、レーベルや時期によって異なるデジタル録音の固有の特質に"SDR-1000"の性能を合わせることができます。
- スペクトラルの計測機器設計コンセプトを採用した、最初にして唯一のデジタル再生システムです。次のような特徴があります。DC-to-MHZアナログ・リスポンス、プッシュプル・バランス出力回路、クラスAディスクリート・トポロジー、モジュラー・カードかご形設計。
"DMA-180"ハイカレント・パワーアンプクラシックなスペクトラル・アンプの妥協を許さぬ高速と高リゾリューション性能を、きわめて高い電流可能出力と組み合わせることは、これまでは不可能でした。1992年、最先端のハイテク部品と類を見ないほど革新的な回路設計を組み合わせることにより、スペクトラルは"DMA-180"を市場に送りだしました。スペクトラルの新世代アンプの第一号です。
- オーディオ用として初の、真に超高速と高電流の両立を実現したパワーアンプです。
- オーディオで初めて、垂直次元トポロジーを採用。文字通り、信号がZ軸に沿ってアンプ回路に落ち、ノイズの原因となる電磁界を絶対的な少量まで削減します。
- 分布出力アレーに初めてフォーカスト・パワー・ジオメトリーを採用。ひとつひとつの出力パワーMOS-FET自身がの高エネルギーの電源を持ち、それぞれに最短で配置されています。これにより、クリーンで超高速な高電流出力が可能になりました。従来の複雑なワイヤー配線と大きな電源フィルターでは、不可能なことでした。
- 初の非侵入型、熱結合型サーボです。出力DCオフセットを制御し、自動的にゼロにしてスピーカー・システムを守ります。音楽信号に電気的に侵入することは、まったくありません。